現地を見るときにチェックすべきポイントは?

「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、実際に現地を訪れて、自分の目で物件を確かめていくことはとても大切な作業です。では、この際にチェックすべきポイントは何でしょうか。


現地を見るときにチェックすべきポイント

大きく分けて、以下の4つのポイントをチェックすべきだといえます。

  1. 交通アクセス
  2. 生活利便施設
  3. 生活環境
  4. 物件自体

交通アクセス生活利便施設生活環境物件自体



交通・アクセス

最寄り駅からの徒歩の距離は図面でも確認することができますが、実際に歩いてみて受ける街並みの印象、混雑の度合い、信号の多さなどによって、この距離も当初の予測とは変わることがあります。図面に書かれている時間は80mを1分間として計測していますから、混雑状況や交通状況によって変わることは大いにあり得ることなのです。 また電車の乗り継ぎや朝晩のラッシュ時の混み具合などもチェックしたいポイントの一つです。交通機関は毎日のように利用することになりますので、他にも使える駅はないか、バスのルートはないかということもチェックをしておくと良いでしょう。

徒歩3分は約240m、徒歩4分は約320m、徒歩5分は約400m、徒歩8分は約640m、徒歩10分は約800m


生活利便施設

実際に住み始めてからの生活の質を大きく左右するのが、スーパーや商店街、銀行や郵便局などの生活利便施設が近くにあるかどうかということです。自分自身が今よく利用している施設についてはリストアップをしておき、近くにあるかどうかを確認しながらチェックしていくと良いでしょう。
スーパーの所在や品揃えは毎日の食卓に影響を与えますし、銀行が遠いのも何かと不便です。また病院や警察署などが近くにあれば安心度も高まります。特にお子様がいる場合には、学区と、学校の所在にも注意をしましょう。


生活環境

物件の中に入ったときにも重要なのは、中の間取り等の環境だけではなく「周辺」の環境です。例えば窓から見える景色はどうか、騒音や異臭はないか、治安は守られているか、周辺に緑はあるかといった生活環境をチェックしましょう。特に騒音、治安といった項目は大切なものです。
また特に確認すべき項目として「隣地の開発予定」が挙げられます。空き地があるかどうか、古い物件があるかどうか、開発予定が計画されているかどうか等をチェックしておきましょう。開発が行われると長期間の騒音や不便に加え、日照の変更、人通りの変動等、生活環境に大きな変化が加わりますので、念入りにチェックをしておくことが必要です。


物件自体

物件を見る際には、実際の暮らし方をイメージしながら見ていきましょう。普段の生活の場面、例えば子供が帰ってきたときにどのような動線になるか、買い物や仕事から帰ってきたときにどのような印象を受けるか、家族でくつろいでいるときにはどのような雰囲気になるか、居場所になるのかといったことを想像力を膨らませてイメージしてください。
今の家具が置けるかどうか、収納が十分にあるかということも必要な要素です。住宅情報に関する雑誌には細かいチェックリストが掲載されていますので、有効活用をして抜け漏れのないようにチェックを行いましょう。