中古住宅を選ぶ際の「隠れた本音」(戸建編)

「中古住宅はなんとなく割安なのではないか?」「古いものを買い取ってリフォームするのが格好いい」そんな考えをお持ちのお客様も増えておられるようです。
中古住宅は新築に比べて価格が安いことが最大のメリットでしょう。また、テレビで特集されているような華麗なリフォーム術を見ていると「中古を買ってリフォームをすれば希望が叶えられるのでは」そんなお気持ちになるのもよくわかります。しかし、価格が安いからといって安易に飛びつくのは危険です。ここでは、中古住宅を選ぶ際の注意点をいくつかご紹介します。


金額的に本当にお得なのか、しっかり見極めましょう

本当にお得なのかチェック中古住宅は、それまでに他の人が住んでいたわけですから建物には多少なりとも汚れがあったり、キズがついていたりします。そのため、購入後にリフォーム工事が必要となる場合がほとんどです。
リフォーム費用の見積もりを取った上で、建物価格とリフォーム費用を加えた金額が新築住宅を買うよりもお買い得なのかどうか、という観点で建物選びをしましょう。
また、新築住宅の場合は税金上の優遇措置を受けられることがあるため、新築と中古との比較で実際の負担額が建物の価格差ほどないことがあります。この点にも注意する必要があります。

登記簿を確認しましょう

中古住宅の場合、建物や土地に他人の権利がついている場合がまれにあります。たとえば、他人の債務の担保として土地や建物に抵当権がついていたら、せっかく中古住宅を安くで手に入れても、最悪の場合土地や建物が競売にかけられてしまい、あなたは住宅を失ってしまうかもしれません。
そのような中古住宅は、価格が安く設定されていることがあります。土地や建物に他人の権利が付いているかどうかは、「登記簿」を見ればわかります。法務局に行けば見ることができますので、中古住宅購入の前に一度確認するようにしましょう。

中古住宅に問題があった場合の対策をしましょう

中古住宅は建築から時間が経っているため、建物などに問題が発生していることがあります。たとえば、「雨漏りがする」「床が傾いている」「シロアリが発生している」などです。
このような住宅を買うことを避けるために、購入前にはしっかりと下見をしておきましょう。下見の際には、外見だけでなく床下や天井、水回りなど、パッと見ではわからないような場所もチェックしたほうがいいでしょう。
また、「既存住宅瑕疵保険(きぞんじゅうたくかしほけん)」と呼ばれる保険があります。これは、中古住宅を買う前に専門家による検査を受けることができ、また上記のようなキズがあった場合に保険金が下りるというものです。この「既存住宅瑕疵保険」がついている住宅であれば、より安心して購入することができるでしょう。

住宅ローンの利用

中古住宅は新築住宅に比べて安価とはいえ、やはり購入の際にはまとまったお金を準備する必要があります。殆どのケースで住宅ローンの利用をされることになることでしょう。
住宅ローンを組むにあたっては、建物の金額ギリギリではなく少し余裕を持った金額でローンを組む必要があります。これは、建物の価格に加えリフォーム費用などがかかるためです。
また、借入金の総額だけでなく毎回の返済金額についてもチェックしましょう。ローンを組まれる際には、ご自分の収入に合わせた無理のない金額にすべきであることは言うまでもありません。

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