屋根勾配

屋根勾配(やねこうばい)とは、屋根を仕上げるときの角度のことで、屋根の傾斜の度合いを示すことをいいます。
屋根勾配を表す時には60度などの『角度』は使わずに、4寸勾配(4/10)や6寸勾配(6/10)というように、底辺を10としたときの高さを表す特殊な角度を使用します。
屋根の勾配は、建築物の用途、外観や屋根瓦材料の種類と形状、寸法、性質、その土地の風速、雨量、積雪量などの気象条件によって決められます。
例えば瓦屋根にする場合は、勾配が緩いと瓦と瓦の間から雨が吹き込んでしまうため、4寸以上の勾配が必要となります。