A-Z
F☆☆☆☆

F☆☆☆☆(エフ・フォースター)は、住宅の内装に使われる建材の中で「ホルムアルデヒド」の発散量が最も少ないランクを示す等級のことをいいます。
これはFの後に付く☆の数(☆☆☆☆~☆)に応じて発散量がわかるようにしたもので、☆の数が多いほどホルムアルデヒドの発散量が少ないことを示しています。
平成15年7月に施行された改正建築基準法で、シックハウスの原因とされる化学物質のうちホルムアルデヒドの住宅への使用が規制されました。
内装仕上げについては、ホルムアルデヒドを発散する建材を壁や床、天井などに使用する際に面積制限を行うことになりました。
「F☆☆☆☆」の等級が表示された建材や内装材ならば制限なく使うことができますが、「F☆☆☆」の場合は床面積の2倍まで、「F☆☆」は床面積の0.3倍までしか使用できず、「F☆」等級の建材は使用を禁じられています。

Low-Eガラス

Low-Eガラス(ろういーがらす)とは、赤外線を反射しやすい、つまり熱を通しにくい断熱ガラスのことをいいます。
Low-E(ロウ・イー)とはLow Emissivity(放射率)の略で、つまり低放射を意味しています。
2枚あるいは3枚のガラスを組み合わせた複層ガラスに用いられることも多く、夏の日差しをカットする「遮熱性」を上げたり、冬に室内の熱を逃がさない「断熱性」を上げたりすることで、快適な室内温度と冷暖房効率アップを実現します。
他にも紫外線をカットしたり、結露を防いだりという効果もあります。
その分、通常のガラスに比べて高価であり、またガラスに特殊なコーティングをするために透明性にやや欠けるといった短所もあることには注意が必要です。

REINS

REINS(れいんず)とは、Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称「REINS」で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称のことをいいます。
指定流通機構の会員不動産会社が不動産情報を受け取ったり情報提供を行うシステムで、会員間での情報交換がリアルタイムで行われます。そして、不動産物件情報の登録と提供を行うレインズシステムを通して、不動産取引の透明性と、適正・円滑・迅速な取引の実現を図っています。
現在、全国に4法人(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)が設立されており、それぞれの法人が担当する地域の不動産情報の交換業務等を行っています。
指定流通機構による情報交換を通して、毎年10万件以上の売買が成立しています。

VOC

VOC(ブイオーシー)とは、「Volatile Organic Compounds」の略称で揮発性有機化合物のことをいいます。
大気汚染や土壌汚染の原因となる物質も多く,住居用の接着剤に含まれる有機溶剤などが室内空気汚染物質として問題になっています。
塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。