青田売り

青田売り(あおたうり)とは、「未完成の宅地あるいは建物の売買等」をいいます。
もともとは「稲が十分に成熟しないうちに収穫高を見越してあらかじめ産米を売ること」のことですが、不動産業界では収穫前(建物が完成する前)に売る(売買取引をする)ことの意味で使われるようになりました。
青田売りは、宅建業法により規制を受けます。規制内容には、広告の開始時期の制限(同法33条)、 工事完了時における形状・構造等の書面による説明(同法35条1項5号)、 契約締結等の時期の制限(同法36条)、 手付金等の保全(同法41条)があります。

頭金

頭金(あたまきん)金融機関から住宅ローン借入を行うなど、契約の際に買い手や注文主が相手方に払うお金を頭金と言います。これは代金の一部として支払われます。
頭金は契約保障の為と、月々のローン負担を減らす役割があります。頭金を少なくすると月額返済額は増加するため、途中で物件を売却する際にローン残債額よりも売却金額が少ない場合は、ローン完済を行うために別途現金を準備する必要があります。
以前は一般的に住宅ローンの頭金は代金の20%程度が必要といわれていました。
しかし、「フラット35」では物件価格の90%が融資限度額なので、必要な頭金は10%になります。また、現在では、民間の金融機関で物件価格の100%融資を実行したり、物件価格と諸経費全額まで含めた110%融資を実行する銀行もでてきました。