24時間換気システム

24時間換気システム(にじゅうよじかんかんきしすてむ)とは、室内の空気をファンなどの機械を使って計画的に入れ替え、常に新鮮な空気を維持するためのシステムのことをいいます。
住宅の高断熱高気密化にともない、VOC(揮発性有機化合物)をはじめとした、化学物質によるシックハウス症候群の増加が問題となりました。
シックハウス対策としての建築基準法の改正により、住宅には「機械換気設備」を設置しなければならなくなりました。
また、高気密化により家屋内に湿気がたまり易くなったため、カビなどを減らすためにも24時間換気は重要だと言われています。


機械換気設備は以下の3種類に大別されます。



第1種換気
給気と排気の両方にファンを使って強制的に換気するタイプ
第2種換気
給気にファンを使って強制換気をして、排気は自然換気をするタイプ
第3種換気
給気は自然給気で、排気にファンを使って強制換気するタイプ


性能的には第1種換気が効果的な方式であるといわれます。

2項道路

2項道路(にこうどうろ)とは、建築基準法第42条第2項の規定により「建築基準法上の道路」とみなされる道路のことをいいます。
みなし道路と呼ばることもあります。
2項道路の名前の由来は「幅員4m未満であっても、1.8m以上あり、昭和25年11月25日以前(この日以降に都市計画区域に指定された区域内の場合は、指定の日の前日以前)から建物が立ち並んでいる道路で、特定行政庁が道路として指定したものは建基法上の道路とみなされ、道路の中心線から2m後退したところに道路境界線があるとみなされる」と定められていることにあります。

二世帯住宅

二世帯住宅(にせたいじゅうたく)とは、親の世帯と子供の世帯のふたつの世帯が同一棟に住む住宅のことをいいます。
二世帯住宅を建てるメリットのひとつに経済的な理由が挙げられます。
親子で土地を共有することで建築資金の削減が可能です。
また、一定のプライバシーを確保しながら子育てなど生活においてお互いにサポートできるという、生活上のメリットもあります。
建物は1つですが、玄関を別々にしたり、階ごとに分離したりとそれぞれの世帯のライフスタイルを考慮することが必要です。

日影規制

日影規制(ひかげきせい・にちえいきせい)とは、1976年の建築基準法改正で導入され、日照を確保することを目的とした、日影による建築物の高さの制限のことです。
第1種・第2種低層住居専用地域で、軒高が7mを越える建物、または3階建て以上の建物。 その他の用途地域では、建物の高さが10mを超える場合に日影規制がかかります。
冬至日の午前8時から午後4時の間に、用途地域ごとに定めた一定時間以上の日影を周辺に生じさせないよう規制することにより、周囲の日照を確保しようとするものです。 ただし、商業地域、工業地域、工業専用地域では日影規制の適用がありません。