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24時間換気システム

24時間換気システム(にじゅうよじかんかんきしすてむ)とは、室内の空気をファンなどの機械を使って計画的に入れ替え、常に新鮮な空気を維持するためのシステムのことをいいます。
住宅の高断熱高気密化にともない、VOC(揮発性有機化合物)をはじめとした、化学物質によるシックハウス症候群の増加が問題となりました。
シックハウス対策としての建築基準法の改正により、住宅には「機械換気設備」を設置しなければならなくなりました。
また、高気密化により家屋内に湿気がたまり易くなったため、カビなどを減らすためにも24時間換気は重要だと言われています。


機械換気設備は以下の3種類に大別されます。



第1種換気
給気と排気の両方にファンを使って強制的に換気するタイプ
第2種換気
給気にファンを使って強制換気をして、排気は自然換気をするタイプ
第3種換気
給気は自然給気で、排気にファンを使って強制換気するタイプ


性能的には第1種換気が効果的な方式であるといわれます。

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4工法(つーばいふぉーこうほう)とは、北米を中心に行われている一般的な木造住宅工法のことをいいます。
壁・床・天井に、2インチ×4インチ(38mm×89mm)の製材に構造用合板を貼り付け、面構成で構築される工法を指します。
建物を壁面で支えるため、地震に強いのが大きな特徴です。
また、気密性にも優れていますが、壁面が構造壁となっているため、窓の位置や大きさなどが制限されます。
正式名称は「枠組壁工法」です。※1インチは、約2.54㎝です。

2×6(ツーバイシックス)工法

2×6工法(つーばいしっくすこうほう)とは、2×4工法の1.6倍の38mm×140mmに広げ、強度、耐震性をさらに極めた工法のことをいいます。
壁が丈夫な分、土台になる基礎にも1.5倍の強さを加味していますので、阪神大震災の1.5倍の地震にも倒壊しない強度が保てます。
壁の幅が広がり、内・外W断熱工法も可能になります。つまり、通常の断熱材は内側か外側のどちらかに施されるのですが、外周部の壁の幅を広げたことで、内側・外側の両方に断熱材を施すことも可能になり、超高気密、超高断熱の住宅が可能になっています。

2項道路

2項道路(にこうどうろ)とは、建築基準法第42条第2項の規定により「建築基準法上の道路」とみなされる道路のことをいいます。
みなし道路と呼ばることもあります。
2項道路の名前の由来は「幅員4m未満であっても、1.8m以上あり、昭和25年11月25日以前(この日以降に都市計画区域に指定された区域内の場合は、指定の日の前日以前)から建物が立ち並んでいる道路で、特定行政庁が道路として指定したものは建基法上の道路とみなされ、道路の中心線から2m後退したところに道路境界線があるとみなされる」と定められていることにあります。